ランチェスターⅡ

一点集中効果について


  ここではランチェスターの法則Ⅱとして「一点集中効果」について説明します。
 科目は小学生でいえば算・国・理・社が主要4教科で中学生でいえば英・数・国・理・社が主要5科目になります。
 この状況の下で時期ごとに一教科に集中して勉強する方法があります。他教科は学校・学院で習い授業や宿題をこなせば問題なく進みますので毎日1時間ある科目にしぼって勉強を続けているととても大きな効果があります。例えば、1科目英語にしぼってやればランチェスターの法則Ⅰで書いた成果=量2×質なので英語としての効果がまず出るわけです。又、深い所まで知識がつくとその科目の力が落ちにくくなるのです。また人間は気持ちによって変わってきますので自信がついたり、一つの事を成し遂げたことによって他教科にも良い影響が出てくるのです。得意科目でも苦img066.jpgimg065.jpg手科目でも構いませんのでテスト直前以外は一科目を集中して行い理解を深めたら次の一科目にと進める方法もこのようにあります。(全教科バランスよく解ける生徒にはこの方法は必要ありません。)




  このランチェスターの一点集中効果は大人が仕事を始める時、会社に入ったばかりの時にもいえます。まず一つスペシャリストの部分を作ってそして年とともに増やしていく。私が教育業界に入ってからも常にこの方法を使ってきました。まず授業の声質・発声にこだわる月、字を黒板にテキパキ書くことにこだわる月、プリント作りにこだわる月、感動させる話にこだわる月、笑いを多くとる月、英語のスペシャリストとしてこだわる月、歴史を深める月、など22歳からの一ヶ月、一ヶ月がこのやり方だったと思います。
 期末テスト合計が400点未満の生徒はこの「一点集中方式」をやってみるといいと思います。その際には他教科の授業と宿題は最低限度行ってください。